社会人として、ビジネスマナーを身につけることは大切です。でも、カジュアルな場ではどこまでマナーを守るべきか悩みますよね。今回は、筆者の知人Cさんから聞いたファミリーレストランでビジネスマナーを求められたエピソードをご紹介します。

出張先で上司と昼食

Cさんが上司を含めて4人で出張したときのこと。
出張先の付近には飲食店が少なく、移動する時間もありません。
上司の1人は嫌そうな顔をしましたが、仕方なく近くにあったファミリーレストランで昼食をとることになりました。

仕事の都合で、休憩に入るタイミングがずれてしまったCさんたち。効率を考え、先に部下の2人がファミレスに入って食事し、上司は後で合流することになりました。

ファミレスで上司に叱られた!?

部下の2人が食事しながら上司を待っていると、合流してきた上司のAが2人を見て「上座に部下が座るなんて非常識だ!」と叱りつけました。
上座には上司を案内するのがビジネスマナーの基本ですが、部下の2人は上座にあたる奥の席に座っていたのです。

言われてみるとマナー違反ですが、部下の2人は戸惑いました。
というのも、そのとき店内は混雑していて、ウロチョロと歩き回る子どももいたため、上座にあたる席を上司に譲ろうとすると店員さんや他のお客さんの邪魔になってしまうのです。
Aは「早くどけ」と言わんばかりに通路の真ん中に立って待っていますが、通行の妨げになっていました。
狭いお店でどうしようか迷っていると、もう1人の上司のBが合流してきたのです。