大人が良かれと思って用意したものでも、子どもにとって必ずしも良いものとは限りません。むしろ大人の予想をはるかに上回っていくのが子どもというものですよね。今回は予想外の形でそれを思い知ることになったエピソードを友人が聞かせてくれました。
※この記事は、過去の人気記事を再編集しています。

娘を連れて結婚式に参列することに

私には5歳の娘がいます。半年ほど前、夫の従弟から結婚式の招待状が届きました。ありがたいことに「娘さんもぜひ」と書かれていたので、私たちは娘も連れて家族3人で参列することに。

会場は夫の地元なので私たちが住む都内からはかなり離れていますが、たまにしか会えない義両親も喜んでくれるだろうと思いました。

姑から渡されたのは?

予想通り、結婚式の会場近くで娘に会った義両親は大喜び!
なんと、姑は「今日はこれを孫ちゃんに着せたくて持ってきたの♡」と娘の衣装まで用意してくれていました。

実は私は活発な娘のことを心配し、動きやすいワンピースを着せようと持ってきていましたが、姑にそんなことを言われてはとても断れず。ありがたく着させてもらうことにしたのですが……

姑から受け取った包みを開けると、なんとそこには子ども用の立派な振袖が入っていました!

仕方なく娘に着せてみると?

「これは我が家に代々伝わる、すごく高価で貴重な着物なのよ!」と誇らしそうに説明する姑。たしかに、着物はかなり上等な物に見えました。
「でも5歳の子が本格的な着物を着たまま数時間過ごすなんて、無理があるのでは……」私は内心かなり不安になりましたが、姑はお構いなしで娘に着物を着付けていきます。