各地で開催されるお祭りは、大人も子どもも楽しめるイベントで、屋台やお祭りの雰囲気が大好きだという方も多いのではないでしょうか? いつもと違う雰囲気やいつも出かけない夜の外出に、子どもは大喜び! ただしお祭りの人混みは迷子の心配がつきものです。今回は筆者が体験した友人やその子どもとお祭りに出かけた際のほっこりエピソードを紹介します。

いざお祭りへ

私の住む地域では年に3回、大規模なお祭りがあります。昼間の催しがメインだったり、夜の屋台やお参りがメインだったり、お祭りによって少しずつ系統が異なります。

今回参加するお祭りは、夜がメインで数々の屋台が立ち並ぶもの。毎年人が多く、お酒をたしなむ大人も多いため、はぐれるとなかなか見つけられず子どもから目が離せません。

そのお祭りに今年は複数の友人や友人の子どもと出かけることになりました。

私たちはお祭り会場でゆっくり話せるような拠点となる場所を確保し、各々がそこで飲み食いしたり、屋台に買い物に出かけたりして過ごしていました。

小学生の子どもと屋台へ

そんなこんなで過ごしていると、小学5年生の男の子である友人の子どもが「りんご飴が食べたいな。」と漏らしているのを耳にしました。

その子の親は仲間と談笑していたので、私は親に許可を取り男の子と2人でその場を離れりんご飴を買いに行くことに。ただ、りんご飴の屋台は拠点から少し離れた場所にあり、そこまでの道は大人でも歩くのに一苦労な人混み。

小学5年生という年頃で、異性ということもあり「きっとおばさんと手をつなぐのは抵抗があるよな。」と思ったのですが、人の子どもを預かってはぐれてしまってはおおごとです。

私はその子に「○○くん、嫌だと思うんだけどはぐれたら大変なことになるから、みんなのところに戻るまで、おばちゃんと手をつないでくれる?」と尋ねました。

すると特に嫌がる様子もなく手をつないでくれたので歩き出そうと思ったのですが……。