お世話になった方に贈るお中元。せっかくなら相手に喜んでもらえるものを選びたいけれど、うまくいかないことも少なくありませんよね。今回は筆者の知人がお中元選びで失敗したエピソードをご紹介します。

お世話になった女性にお中元

A子は、毎年お世話になった人にお中元を贈っていました。その年は、お稽古ごとを通じて知り合ったB美にもお中元を贈ることに。
B美はちゃきちゃきとした性格の年配女性。発表会でA子がミスしたときにかばってくれたり、周囲のために率先して動いてくれたりと、何かと世話を焼いてくれていました。
A子は日頃の感謝の気持ちを伝えたいと考え、果物のお中元を贈ることにしたのです。

果物を選んだのは、B美が家族で果物好きだと言っていたから。
受け取ったB美が負担にならないよう、予算は抑えて「ちょっとだけいいランクのもの」を選んで贈りました。

お中元のお礼の電話が

果物のお中元を贈った後、受け取ったB美からお礼の電話がかかってきました。
「気を遣わなくて良かったのに! ありがとうね」と、お礼を伝えてくれたB美。
A子は「果物がお好きとうかがっていたので。産地直送だから、新鮮でおいしいと思いますよ!」とB美に伝えました。

するとB美は「うん、そうだね。立派だったよ」と同意をしてくれましたが、なんだか微妙な空気感。ちゃきちゃきなB美にしては歯切れが悪く、A子は不思議に思っていました。