介護はひとりで全て背負おうとせず、できれば周りの協力を得ながら行いたいものですよね。しかしまれに、その「介護」を言い訳にして、自分に都合が良くなるように振る舞う人もいるといいます。今回はパート仲間の「介護」に振り回された経験のある筆者の知人、Kさんから聞いたお話です。

遅刻の多いパート仲間

当時Kさんがパートで勤めていたスーパーの同僚に、同居の義父の介護をしているという女性がいました。

その名もWさんといって、週に3回のパートのうち、毎週1~2回は「義父のデイサービスのお迎えのバスが遅れて」といって遅刻をします。

店長は自分自身も両親の介護をした経験から、「それなら仕方ない」と言っていつも許していました。

KさんはWさんとシフトが被ることが多かったため、Wさんが来ないとWさんの分の仕事をこなさなければならず、バタバタすることもあります。

開店前の忙しい時間に遅刻をされるのは正直困るのですが、店長が許していることや、自分も義両親と同居しているため、いずれ同じ理由で遅刻することもあるかもしれないと思って何も言わずにいたのでした。