介護の業界は深刻な人材不足に陥っています。人材を育成する方法は複数ありますが、結局は資格取得をする本人の問題も大きく関わっているようで……。これは筆者が実際に出会った、とんでもない魂胆である制度を利用しようとしたクラスメイトのお話です。
職業訓練校
私は30代で職業訓練校に通い、介護の資格を取得しました。
私の通った職業訓練校は、雇用保険の制度で通える学校で、卒業後は必ず就職することを条件に、雇用保険をもらいながら資格取得のための勉強ができる制度がありました。
同じ科のクラスメイトは約30人。
年齢も性別もバラバラでしたが、みんな介護の知識や技術を学び、介護の仕事に就くために資格取得を目指して頑張っていたのです。
クラスメイト・E子
しかし、そんなクラスにE子というクラスメイトがいました。
E子はみんなが必死になっている課題提出等も一生懸命やるわけではないし、実習も休んだりすることがあり、クラス内で問題視されていました。
授業態度も悪く、グループで協力しなければいけない課題なども「レポート写させて!」という状態だったので、熱量の高い他のクラスメイトからは、疎んじられる存在になっていったのです。