モラハラやDVを行う当人が問題なのは当たり前ですが、そのことを知っていても隠したり知らん顔をしたりする家族は、もっと問題が大きいのではないでしょうか? これは筆者の友人・J子から聞いたモラハラ夫と義家族とのお話です。

子ども

私は20代前半で結婚をしたのですが、なかなか子どもを授かることができず、そのことで夫のNとうまくいかなくなってしまいました。
検査を受けたところ、私が子どものできにくい体質であることが判明。

夫のNは子どもができないことがわかってから、モラハラ・DV男に変身!
私は義家族にも蔑まれて、肩身の狭い生活を送っていました。

義母

ある日、ちょっとしたことがきっかけでNの機嫌が悪くなり、私はDVを受けてしまいました。
身体中に痣ができてひどい状態のときに、義母がたまたま来宅。
痣を見た義母が「どうしたの?」と聞いたので、私は思い切ってNのDVを相談してみたのです。

すると義母は「子ども達の中でも、あの子が一番優しいのよ♡ 暴力なんてあるわけないじゃない!」と聞いてもくれず、終いには「あなたが何か悪いことでもしたんじゃないの?」と言われてしまいました。
私は義母に助けてもらうことは諦め、なんとかNと離婚ができないか、計画することにしたのです。

義妹の発言

Nには妹と弟がいて、妹は他県に嫁いでいます。
義妹が出産を機に里帰りをしているというので義実家へ行くと、義母が「Rちゃん(私)がね、Nが暴力を振るうって言うのよ? 信じられる?」と義妹に話しかけました。

すると義妹は「あぁ、お兄ちゃんはさ、昔から彼女と喧嘩したりすると手が出るタイプだったよね?」と言ったのです。
これに慌てたのは義母。「あら、そう?」と急に話をやめてしまいました。

知らん顔

どうやらNのモラハラや暴力は、以前からあって、私だけが知らされていなかったのだということがわかりました。
私が「さっきのって、どういうことですか?」と尋ねても「あれじゃない? 子どもができないからじゃない?」と義妹。
義母も「Nは昔から子どもが好きだったもんね~。」と私のせいにされてしまいました。

モラハラや暴力の気質があると知っていたのに、何事もなかったように知らん顔をし、子どもができないことをあからさまに非難する義家族に対して、私は猛烈に腹が立ちました。
「もう、帰ります。」と言って、私はその足で実家に帰ったのです。