「普通」とは何だと思いますか? 思うに、「普通」とは各々が自分のものさしで測ったもので、それは他の人の「普通」とは違うものなのではないでしょうか。今回は筆者の友人A子さんの体験談をご紹介します。
我が子は発達障害
A子さんの息子には、発達障害がありました。
それがハッキリと分かったのは4歳の頃。
薄々気付いていたことが明らかになって、診断名がついてホッとしたのと同時に、やはりショックも大きいものでした。
息子が産まれてからずっと一緒に遊んでいたママ友達に、全てを話すか悩みました。
それでも信頼している皆だからこそ、正直に伝えることにしたのです。
大きく胸に刺さった言葉
ママ友達は口々に「今は色んな支援もあるし大丈夫」「私たちは何も変わらないよ」と言って励ましてくれたのですが、Bママだけは……。
「普通じゃないもんね」
そうハッキリ言いました。
皆のフォローを一瞬で台無しにしたBママに、悔しくても言い返す言葉が全く出ませんでした。
それでも、いつまでも落ち込んでいる暇はありません。
A子さんは息子の特性を調べて、たくさん勉強しました。
本人の興味があることは何でもやらせてあげて、色んな支援を受けることにしたのです。