共働きのA子夫婦
友人のA子は、有名企業で営業職としてバリバリ働くキャリアウーマンです。娘が1歳になり育休から復帰後も、さまざまな有料サービスを駆使しつつ、夫と協力しながら、夫婦2人でなんとかやってきました。両家共に実家が遠方なため、親を頼ることはできなかったからです。平日は仕事でバタバタするものの、夫婦揃って土日休みのため、休日は家族水入らずでゆっくりと過ごすことができ、充実した生活を送っていました。
3歳までは家でみなきゃダメ?
ある週末、姑と舅がA子たち家族に会いにはるばる飛行機に乗ってやってきました。しかし、A子は姑のことがあまり好きではありませんでした。なぜなら、これまで「子どもは3歳までは家でみなきゃ」と何度も何度も姑に言われてきたからです。共働きが当たり前になりつつあるのに、根拠のない古い価値観を押しつけられるのがA子にとってとても苦痛でした。
自分の意見を曲げず息子夫婦に押し付ける姑
A子の娘が少しでも泣くと、姑はさっとかけより「やっぱりママといたいわよね~」「保育園なんかよりママがいいよね~」と娘が普段A子と離れてさみしがっていると勝手に解釈し、この発言をします。A子の夫からも夫婦で決めたことに口出ししないようにと姑に伝えてもらっているはずなのに、姑は無視し続けているのです……。
嫁が反撃に!
育児と仕事の両立は大変だけれども両方諦めたくないと心から思っているA子は、姑の発言が耐えられませんでした。そしてついに、姑の目の前で自分の口から「3歳まで家でみろっていつの時代の話しですか? 私たちの生活スタイルに干渉してほしくないです。夫婦2人で納得してやっていることなので。もしこれ以上干渉してくるなら、もう娘には会わせません!」と言ったのです。
A子は今まで厳しい口調で姑に反論したことがありませんでした。そのため、姑はびっくりして焦った様子に。孫を想う気持ちはありがたいですが、家族が決めた生き方を責めるような発言には困ってしまうもの。A子の強い気持ちが姑にもやっと伝わったのか、この日以降、姑が自分の価値観を押しつけてくることはなくなりました。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K