これからお話しするのは、私の人生の転機となった出来事です。当時の私は仕事があまりにも大変で、体や気持ちが追いついていませんでした。
仕事で疲労困憊の日々
私は正社員として、とある業種の営業を担当していました。そのお仕事は、お客様とも社内の人ともやりとりが多いものです。
入社当初は「頑張るぞ!」と意気込んでいたものの、毎日暗くなるまで残業をして、お客様からの理不尽なクレームに対応しているうちに、私はだんだんと心が疲れてきてしまいました。おまけに社内の人間関係も良好とはいえず、あちこちに気を遣う日々に気がおかしくなりそうでした。
とくにお客様からの理不尽なクレームは、私の心身にダメージを与えます。毎日ただでさえ遅くまで会社にいるのに、ようやく帰宅したと思ってもお客様から社用の携帯に連絡があれば対応しなければいけませんでした。
そういった日々を繰り返すうちに、私は帰宅後に涙を流すことが当たり前になってしまいました。