尊敬できる人の存在って、自分にとってとても大きいですよね。筆者の知人は、職場にとても尊敬する上司がいたそうです。ですがある日、そんな上司の『裏の顔』を知ってしまいました。今回はそんな知人から聞いたエピソードをご紹介します。
尊敬できる上司
私には尊敬している上司がいました。
仕事ができるのに謙虚でおごらず、誰にでも優しいけどダメなときはしっかり叱る。私が新人だったとき、とてもお世話になり『いつかこんな人になりたいな』と憧れていました。
空き会議室から声が
ある日、空いている会議室の近くを通りかかったとき、部屋の中から上司と男性社員の声が聞こえてきました。雰囲気からすると、上司が男性社員を注意しているようでした。
きっと上司のことだから、オフィスのみんなに聞こえないところでこっそりと叱っているのだろう。そう思い、そっとその場を立ち去ろうとしたときでした。
衝撃的な発言を聞いてしまった
上司「どうやったらこんな簡単なことミスできるの? これだから学歴の低いヤツは困るよねえ(笑)」
男性社員「本当に申し訳ございません……!!」
自分の耳を疑いたくなるような発言が聞こえ、思わず硬直しました。男性社員の謝罪の声は泣き出しそうにも聞こえました。これは、行きすぎた冗談、というわけでもなさそう。尊敬する上司がまさかこんなこと言うなんて。信じられないというか信じたくありませんでした。
いつも通りおだやかな口調で差別発言をする上司にゾッとしました。私は気づかれないよう、そっとその場を後にしました。