子どもの反抗期は親にとって頭の痛い時期ですよね。仕方のないことだとわかってはいても、あまりにも非常識な言動には腹が立つこともあります。これは筆者の友人・Sから聞いた息子とのエピソードです。Sが息子を心配させたある行動とは?
反抗期
息子が中学2年生になった頃、かなり激しい反抗期を迎えました。
今まで穏やかだった息子が、人が変わったようにほとんど口もきかず、口を開けば「うるさい!」「知らない!」「うざい!」ばかり。
それまでは私を追いかけまわして、学校の出来事などを話すような子だったので、ろくに話もできなくなってしまい、私はかなり悩んでいました。
息子のケガ
ある日のこと、息子が部活中にケガをしたという連絡があり、私は学校へ迎えに行きました。
相変わらず仏頂面をしている息子と一緒に帰ってきたのですが、様子がわからない私は車の中で「何があったの?」「大丈夫?」などと話しかけていました。
すると、家に入るなり「ギャーギャーうるせえんだよ!」と息子が急にブチ切れたのです。
こっちが心配していることを「うるさい」という息子に対して猛烈に腹が立った私は「ありがとうぐらいいえないの?」と言いました。
息子は「別に大したケガじゃねぇし。俺が来てくれって頼んだわけでもねぇし。ほっとけよ!」と怒鳴り返したのです。
じゃあそうします
息子の対応に堪忍袋の緒が切れた私は「じゃあそうします!」と言って、荷物をまとめて家出をしました。
行く先は実家でしたが、正直言って息子に言われたことがとてもショックだったのです。
実家に着くと、夫からものすごい数の電話がかかってきていました。
折り返し電話をし、事情を説明すると「アイツ、死ぬほど心配してるぞ。帰ってきてやれよ。」と一言。
ただすぐに帰るのは癪だったので、次の日の夜に帰宅することにしました。