嫌いになってしまった相手との離婚。スムーズにいけばいいのですが、そうではない場合も多いですよね。今回は私の友人A子さんから聞いた、離婚後家に居座りなかなか出ていかなかった夫の話を紹介します。

夫と離婚することを決意

自分に甘く、家事や育児に非協力的な夫に嫌気がさし、離婚を決意したA子。離婚までに弁護士と綿密に計画を立て、1年近くかけてやっと離婚が成立しました。離婚成立までは嫌々ながら、A子名義のA子の元実家の戸建てに、1歳になる子どもと親子3人で住んでいました。

実家は金持ちの夫

しかし、離婚が成立したら家を出ていく約束だったにもかかわらず、貯金のない夫は家を出ていこうとはしませんでした。夫の実家は地元では知られるほどの金持ちなので、実家は部屋数も多く、たくさん余っているため、いつでも帰れる場所があるのをA子は知っています。

A子の両親や元夫の両親にも間に入ってもらい、やっとのことでA子名義の家から出ていった夫だったのですが……。

インターホンの先には……

ある日の夜、ピンポーンと玄関のインターホンが鳴りました。インターホンの画面を見ると、そこには涙目になりながら佇む元夫の姿が。

実家で暮らしていたものの実の親との折り合いが悪く、大きなバッグ一つを持って出てきたそうです。あろうことか、A子の家に来て「一晩だけ泊めてほしい」と図々しく言ってきたのです。