今と数十年前では公共の設備も様変わりしていて、昔からあるものを使いこなせない子どもも多いのではないでしょうか。今回は筆者が目の当たりにした小学生の娘のびっくり発言エピソードをご紹介します。

公園へ遊びに行った時

娘と2人で、近所でも昔からある公園に遊びに行った時のことでした。私が小さい時からある公園で、園内の遊具も水道もトイレも、20年近く経つのに昔のままで綺麗に管理されていて、親になった私はなんだか嬉しい気持ちでいました。
しかし、娘がトイレに行くというので付いて行ったら、娘が次々と衝撃を受けていて、私まで驚いてしまったのです!

「このトイレ、流すボタンがない!」

個室に入ろうとしたら、娘が「ねぇ! このトイレどうやって流すの!?」と大きな声で聞いてきたのです。今時のショッピングセンターのトイレはボタンを押して流すタイプのものが多く、自宅や小学校でもボタン式を採用しているところも増えてきていたので、水を流すボタンを必死に探していました。
結局タンクの真正面についているレバーを見つけたのですが、そのレバーも左右に振るというのを娘は知らなかったのです。

「蛇口から水が出ない!」

無事トイレを済ませて個室から出てきた娘は、手洗い場でも驚いていました。「え、水が出てこないじゃん」と、蛇口の下に手をかざしていました。
よく見ると昔馴染みのひねるタイプの蛇口で、「上のとこ、ひねるんだよ」と教えても、「え? ひねる? どうやって?」と全然分かっていなかったのです。
手をかざす自動か、レバーの上下しか経験してこなかったので、初めてひねるタイプの蛇口を見たような口ぶりで、それには私自身も驚きました。