「悪気がない」という言葉は、言い訳に使ってしまうと、とても不誠実に感じる言葉ですよね。今回は知人から聞いた、「悪気がない」と言えば許されると思っている人のエピソードをご紹介します。
「悪気がない」と言えば許されると思っている同僚
同僚のAさんは、若くてかわいい女性で、パッと見た感じはやわらかい印象の人でした。
ですが、そんな見た目とは裏腹に「最近老けました?(笑)」「今日の服、ダサすぎません?」というような、失礼なことをズバズバと平気で言う人だったのです。
そんな発言をするので、もちろん不快感を示す人もいます。ですが相手が不快感を示すと、決まって
「悪気はないんですぅ」と言うのです。そして絶対に謝らない。
「悪気がなくてもやめてほしい」と何度か伝えたのですが、私の言い方がやんわりだったからか、改善される様子はありませんでした。
とうとう相手が怒りをあらわに
ある日、Aさんがベテランの先輩に対して、体型をバカにするような失礼な発言をしました。先輩は
「Aさん、いいかげんにしてください。失礼すぎます。」
ベテランさんは普段落ち着いた優しい人でしたが、このときはキリッと強い口調で話していました。きっとベテランさんもいままでに何度も言われて、我慢ならなかったのかもしれません。
するとAさんのいつもの「悪気はないんですぅ」発言。ですが今回はこれでは終わりませんでした。
ベテランさん「だから何ですか?」
Aさん「え?」