子育てを経験してきた祖父母であれば、幼い子どもがどういった行動をするか大体予想がつきそうなものです。もともと子どもは危険予知が低いため、一緒にいる大人がしっかりと見守る必要がありますが、方法を取り違えてしまった人もいるようで……? 今回は私の友人A子さんから聞いた、シニアカーに乗り孫と並走する姑の話を紹介します。

結婚記念日を夫婦水入らずで過ごそうと……

A子夫婦は自分たちの結婚記念日に久しぶりに夫婦だけで過ごしたいと思い、隣の市に住んでいる義両親に3歳の息子の子守りをお願いすることに。義両親も孫と一緒に過ごせることがうれしかったようで、快諾してくれました。

当日は子連れでは行きにくい、高級なレストランでランチを楽しんだ2人。食事を終えて店を出た後、近くのケーキ屋さんでお土産のケーキを購入しました。

シニアカーと孫が並走?

A子夫婦が駅から歩いて義実家に向かう途中、前方に見覚えのある後ろ姿が……。それは紛れもなく、姑と息子でした。

しかし、その姿を見てA子は唖然。なんと、姑は歩道でシニアカーに乗り、息子はその隣を1人で歩いていたのです。歩道を歩くときはいつも息子と手をつないでいるA子。大人と手をつながず、ひとりで歩いている息子を見るのは、A子にとって恐怖でしかありませんでした。