念願の新居が完成! 楽しいはずが?
私は結婚してすぐに戸建てを購入しました。
そして引っ越しの日、義両親が手伝いに来てくれることになりました。きれいになってから招きたいし、業者を頼むから大丈夫だと断ったのですが、どうしてもと言うのでお願いすることに。
家に入ると、「わあ、ステキ!」と家中散策する義両親。褒めてもらうのはやっぱり嬉しい。ですが、義両親はまったく手伝う素振りもなく、散策しながら「ここにはアレを置いて」などと、夢中になって話していました。
義両親の会話が気になったものの、とりあえずせっせと作業する私と夫。するとその横から義両親が
「テーブルはこっちがいいだろう」
「カーテンの色は華やかなものにしましょう」と、まるで自分たちの家かのように、意見を出し始めました。
義両親の大暴走が止まらない!
今までも義両親から「こうしなさい、ああしなさい」と言われる機会はありました。正直『少しおせっかいだな』と思うこともありましたが、今回はその比ではありませんでした。
夫が「テーブルはここに決めてるから」と伝えたのですが、義両親は
「こっちの方がいいわよ! そうしましょう」「絶対こっちにすべきだ!」と譲りません。
さらに、テーブルだけにとどまらず、ほぼすべてのものに意見をする義両親。
義両親の口出しで、なかなか作業が進みません。正直夫も私もかなりイライラしていました。
そして夫がとうとう、「俺らで決めるから! 手伝わないなら帰って!」と強く言い放ちました。
それでわかってくれるかな、と思ったのですが、義両親の矛先は私に変わりました。
夫が離れた隙に「これはあっちに置いたほうがいいから変えよう」「これはセンスがない」などと私にこっそり言ってくるようになったのです。
さすがに私から「帰って!」なんて言えないので、「検討します」「夫と相談してから」と流そうとしますが、かなりしつこい。
それからも義両親の求めていないアドバイスは続きました。
「自分たちで決めます」
テーブルの位置がどうしても気に入らないらしい義両親は
「な? テーブルこっちに移動するぞ?」と強行しようとします。断っているのに「いや、絶対こっちの方がいいから」と譲らない義父。
いいかげんイラっとして「自分たちで決めます。勝手に動かさないでくださいね」と少し強めに伝えました。
すると、あからさまにムッとする義両親。
だけど、ムッとしたいのはこっちだと言いたい。せっかくの新居への引っ越しのワクワクした気持ちが台無しでした。