PTAの役員決めは、立候補者がいないと最悪の雰囲気になりますよね? 筆者の息子の学校では、毎年役員決めのときにちょっとしたトラブルが起きます。このお話は筆者が体験した5年生の役員決めで起きたちょっと痛快なエピソードです。

思わぬ結果

Kさんの標的になっていることに気づいたJ子さんとH美さんは、反撃に出てくれました。
「いいですよ。役員やります。」とあっさり承諾したのです。

J子さんは「だって規則では今まで役員やってない人がやんなきゃいけないんでしょ? だったら私とH美さんとKさんだよね? 役員やりたくないからって、大勢の前でディスられてもねぇ。」と半分呆れ顔。

H美さんも「確かにうちらは仕事してないけど、あんな言われ方される覚えはないですよ。そんな風に思われてるKさんとは一緒にやりたくないから、J子さんと一緒にやります。」と快諾。

本部役員という責任ある立場を承知の上で引き受けてくれた2人には、大きな拍手が起こりました。

Kさんの立場は……

J子さんとH美さんは、Kさんが卑怯な手を使って役員逃れをしてきたことに腹を立てていたそうです。
その上、クラス全員の保護者がいる前で、暇だのなんだのと攻撃をされたことで、我慢がならなかったと言っていました。

確かにPTAの本部役員ともなると大変なことも多いため、やりたくないという思いもわかりますが、誰がどう見ても、今回のKさんの態度は目に余るものがありました。
役員決めの保護者会後、何度か学校行事でKさんを見かけましたが、今までのように取り巻きに囲まれていることはなくなっていました。
きっとKさんの本性に気付いて、離れていったんだろうなぁと思っています。
言葉は悪いですが『ざまあみろ』ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K