日本では馴染みのある盛り塩。個人宅や店舗の玄関あたりに置いてあるのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は私の友人A子のアメリカ人夫から聞いた、盛り塩の習慣や意味に驚いた話をご紹介します。

盛り塩との出会い

A子のアメリカ人夫が、A子の実家を訪れたときのことです。

両親と一緒にお寿司屋さんへランチに行ったあと、近くの有名観光地を軽く散策してから仲良く帰宅。その日の夕方には飛行機に乗ってアメリカへ帰る予定だったので、家でお茶をしてから空港に向かうことにしました。

A子の母親とハグを交わし家を出る際、ふと目をやった玄関の片隅に、砂糖のような塩のような白いものが小さな皿の上に盛られているのを発見したアメリカ人夫。よく見ると、庭にもところどころ白いものが置かれていました。

盛り塩が気になるアメリカ人夫

アメリカ人夫が盛り塩を見て「なんでこんなところに塩? 砂糖? が……。」「これはいったい何なんだ?」と不思議そうにしていると、「これは盛り塩と言って、厄除けの意味があるのよ」とA子の母親が教えてくれました。

塩を料理以外に使うのを初めて見たアメリカ人夫はびっくり。アメリカにはない習慣だったため、興味深そうに聞いていました。