不倫は誰かを不幸にしてしまう行為であると同時に、自分自身をも傷つけてしまうリスクを抱えています。けれど不倫の最中に当事者がそれを自覚することはなかなか難しいようです。今回は不倫の末、大切なものを失ってしまった知人から聞いたエピソードをお届けします。
不倫に手を染め、欲望はエスカレート
私は1年ほど前から、会社の上司とお付き合いしていました。
独身の私と違い上司は妻子ある身なので、不倫です。
誰にも上司とのことを言えず、コソコソとホテルや私の家で会う生活。
それでも最初は「たまにプライベートで会えるだけでいい」と慎ましく交際していました。
でも、そのうちだんだん欲が出てきて、「結婚したい」「奥さんから略奪したい」と思うようになってしまったのです……。
ついに略奪愛成功?!
私は上司が離婚して自分と再婚してくれるように仕向けました。
ちょうど上司が奥さんと上手くいっていない時期だったということもあり、「私ならあなたにそんな思いはさせないのに」「私となら幸せになれるはず」と事あるごとに上司に吹き込んだのです。
その甲斐あってか、ついに上司は離婚を決心し、私と家庭を持つことを約束してくれました。
恋人がいても周囲に言うことができない鬱憤が溜まっていた私は、これでやっと堂々と言える! と思い、周囲の同僚や友人に「私、実は不倫してたの。でも相手が奥さんより私を選んでくれて、近いうちに結婚するの♡」と言いふらしてしまいました。