私が働く飲食店には配膳ロボットがあります。店側にとっては、とっても便利な存在なのですが、あるお客様にとっては不幸の始まりだったのでした。何があったのか私の体験談をご紹介します。

アツアツの鉄板!

私が勤めるレストランの人気メニューは、和風ハンバーグ定食です。アツアツの鉄板に分厚いハンバーグが乗っていて、お客様からも好評のメニューです。その日はとっても忙しく人手不足だったので、配膳ロボットが大活躍していました。

配膳ロボットは子供連れに大人気のようで、ファミリー層のお客様も増えています。しかし中には良く思わないお客様もいらっしゃいまして……。

怒り狂うお客様

大人気の和風ハンバーグ定食が、配膳ロボットによって運ばれていきました。しばらくすると「ギャーーー!」と叫び声が。慌ててお客様のところへ行くと、なんと中年男性のお客様が、トレーに乗っていた和風ハンバーグの熱々鉄板に指を突っ込んでしまったのです。

私が駆け寄り「申し訳ございません。氷をお持ちしましょうか?」と声を掛けると、お客様は大激怒。

「人が運ばないからこうなるんだ!」

「こんなものに頼りやがって」

「だいたい怠慢なんだよ!」と怒りはおさまらず。