今回は私の実家で起こった、盗難トラブルについてお話しします。実家に泊まりに来ていた人が犯人だと疑われたが、実は……!?

弟の婚約者が泊まった日、次々と異変が……

うちは姉・私・弟の3人きょうだいです。
当時、20代だった私と弟は実家を出て1人暮らしをしており、30代の姉は両親と共に実家に住んでいました。

ある日、弟が婚約者を連れて結婚の挨拶をしにくると連絡が入ったので、実家に帰省することに。
婚約者のAちゃんはとても良い子で、人見知りでおとなしい姉以外とは、すぐに打ち解けていました。

挨拶と食事会は無事に終わり、遠方から来ていたAちゃんはそのままうちに一泊することになりました。

しかしそこで事件が起こってしまうのです。

次の日、洗面台の棚に置いていた私の高級な化粧水やクリームが、大量に減っているのに気がつきました。

(母や姉が私の化粧品を使うことはない。となると、Aちゃんしかいないよね……。まさか勝手に人のものを使うような子なのかな?)

Aちゃんとの今後の付き合いもあるので、波風を立てないように弟を通して化粧品を使ったか聞いてみると、Aちゃんからは「使った覚えはない」との返事が。

(じゃあなんで化粧品が減ったんだろう)とモヤモヤしていると、今度はリビングにあった母の高級ハンドクリームが紛失していることが発覚しました。

そして全員で探した結果、そのハンドクリームがAちゃんの鞄から発見されたのです。