携帯電話が普及して、公衆電話を使う機会はめっきり減りました。筆者の知人Aさんの息子は平成生まれのデジタルネイティブ世代で、スマホを持たせています。しかし、学校はスマホの持ち込み禁止なため、何かあると学校の公衆電話で連絡してくることに。Aさんは息子からの電話がいつもすぐ切れてしまうことを不思議に思っていましたが、そこには平成生まれならではの勘違いがあったのです。Aさんから聞いた話をご紹介します。
公衆電話を使う機会
Aさんの息子は中学生になりスマホを買い与えられました。そのため、公衆電話を使う機会がありませんでした。Aさんも公衆電話の使い方を息子に教えることはしていません。
しかし、中学へはスマホ持ち込み禁止となっているので、忘れ物などをして家に連絡する必要があるときには学校に設置されている公衆電話を使って連絡することになります。
公衆電話を使ったことがない息子ですが、緊急時は何とかするだろうとAさんは考えており、中学入学後も、特に公衆電話について教えることはしませんでした。
忘れ物が多い息子
公衆電話を使う機会はそうそうないだろうと考えてAさんでしたが、忘れ物の多い息子はしょっちゅう電話してきます。
「国語の教科書持ってきて」
「今日、弁当だった」
「体操服忘れた」
いつも息子の電話は用件を短く伝えて切れてしまいます。忘れ物だけを伝えて、どこに届ければ良いのかを伝えない息子に呆れるものの、忘れ物をして焦っているならそんなものかなとAさんは考えていました。
息子の電話がすぐ切れる理由が判明
今日も忘れ物をした息子。電話はいつも通りすぐに切れてしまいます。その日、Aさんは帰ってきた息子に聞いてみました。
「どうしていつも電話すぐに切っちゃうの?」
すると息子の口から意外なことが語られました。