男らしく、女らしくという考えは、多様性の時代にはそぐわないもの。しかし、未だにそういった考えを持っている人が多いのも現実ではないでしょうか。筆者の知人Aさんの舅は、Aさんの息子Cくんに「男らしくしろ」という価値観を押し付けていたそうです。それに対しCくんが放った一言とは…?
男らしくない大人しい息子
Aさんの息子Cくん。小さな頃から大人しく、いわゆる男っぽいものよりは女っぽいものの方を好んだCくん。
外を走り回るよりは人形で遊ぶ方が好きで、好む色もピンクや紫でした。Aさんはそのことをまったく気にしておらず、それがCくんらしさだと捉えており、そのことはCくんにも日々伝えていたのです。
しかし身近に、そんなCくんのことを気に入らない人がいたのです……。
もっと男らしく! 舅の喝
男らしくないCくんを良く思っていないのは、Aさんの舅。舅は「男は男らしくあるべき」と考えており、小さな頃からぬいぐるみを持って遊んでいるCくんのことが気に入りません。
「もっと男らしくしろ!」
舅はCくんに会う度に喝を入れてきます。実の息子であるAさんの夫が「そんな考えは時代遅れ」と諭しても、まったく聞き入れません。
舅の言葉を聞いて悲しそうな顔をするCくんに、Aさんは「Cは自分らしくしていればいいんだよ」と声をかけることしかできませんでした。