反抗期の子供との向き合い方って難しいですよね。しかし、その裏には子供の隠された思いがあるのかもしれません。今回は筆者の知人Aさんから聞いたエピソードをご紹介します。
小学五年生の娘の反抗期
Aさんには小学五年生の娘と幼稚園児の息子がいます。
娘は元々物静かで成績優秀、あまり手がかからない子でした。その一方で幼い息子はやんちゃもの。Aさんは日々息子の世話を焼いていました。
しかし、最近「ウザい!」「放っておいて!」などとAさんに対し、何かと反抗的になってきた娘。
「これが反抗期ってやつか。本人が『放っておいて』と言ってるんだから、落ち着くまでそっとしておこう」と、Aさんは反抗期に差し掛かったであろう娘と、少し距離を置くことにしたのです。
我慢の限界で対立
ある日、朝遅刻ギリギリの時間に娘を起こしたAさん。寝坊した娘は「なんで起こしてくれなかったの!?」と激怒します。
「自分のことは自分でやってって言ったでしょ?」とAさんが注意すると、「うっざ! マジであり得ない!」と娘は目覚まし時計をAさんに全力で投げつけたのです。
これにAさんは「いい加減にしなさい!」とブチ切れ。娘の頬を「バチン!」と叩いてしまいました。
そのとき別の部屋で「ママ~ごはんこぼした!」と叫ぶ息子。「もぉ! 何やってるの!」とAさんは急いで息子のもとへ。その後、娘は朝食も食べず、無言で支度をして学校へ向かいました。