<辛いなあ><きついなあ>と思ったとき、誰かに話したくなることってありますよね。しかし、そこで《こっちの方が大変》なんて言われると、心底うんざりしてしまうことも。今回は、そんな大変アピールが止まらない夫について、筆者の友人から聞いたお話です。

5歳の娘が放った、まさかの一言

そんな毎日を送っていましたが、あるとき急展開が!

娘が5歳の誕生日、娘溺愛の夫の要望で盛大なパーティー料理を用意した私。

全部作り終えてため息をつくと、またも夫の<俺の方が大変>アピールが。

「また始まった……」とうんざりしながら適当に相槌を打っていると、娘がズバッと言い放ったのです。

「パパはいつもソファーでゴロゴロしてるじゃん」
「ママはお料理一生懸命作ってるのに、なんでパパが疲れてるの?」

娘の言葉に、夫は何も言い返せず、ぽかんと口を開けています。
「ママはいつもがんばってる!」
「ママだーいすき♡」
と、さらに追い打ちをかける娘。
娘はちゃんと見ていてくれたんだな、とわかった瞬間、私は胸がいっぱいになりました。

この一件で、夫は少しずつ変わってくれました。今では家事を一通りこなしてくれるようになり、以前よりずっと穏やかな時間を過ごせるようになりました。もしかしたら、子どもの素直な言葉が一番、心に響いたのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい