冠婚葬祭にはさまざまなマナーが存在します。社会人として覚えておきたいことばかりですが、知らず知らずのうちに失礼なことをしてしまっているケースも少なくありません。ということで今回は、静粛な【お葬式】の場面でやらかしてしまったエピソードを、筆者の友人が聞かせてくれました!
社会人1年目、上司に頼まれたのは
これは今から10年近く前、友人のA子が社会人1年目だった頃の話です。
当時A子は商社に営業職として配属されたばかり。
初めて学ぶことの連続で、毎日忙殺されながらも充実した日々を送っていました。
仕事のできる上司や先輩の姿を見て、「私も早く追いつきたい!」と意気込んでいたそうです。
入社して10ヶ月ほどたったある日のこと。
A子は上司に呼び出され、「取引先の担当者が急病で亡くなったが、自分や他の社員はどうしても外せない商談があり行けない。名代として葬儀に参列してきてほしい」と頼まれました。
「そんな重要なことを任されるなんて」とA子は大張り切り!
マナーの勉強はばっちり!
子どものころ親戚のお葬式に参列したことはありましたが、社会人として、しかも上司の名代として参列するのは初めての経験です。
絶対に失敗できない……! と、A子は急いでネットで葬儀に関するマナーを調べ、服装や持ち物も完璧に揃えて向かいました。
その甲斐あって、特にトラブルもなく故人をお見送りすることができたそうです。