バレンタインデーに意中の男性や、普段お世話になっている男の人に本命チョコや義理チョコを渡す人も多いでしょう。そんな時、楽して美味しいチョコをゲットし、男性社員にばら撒いて自分の株をあげようとした先輩女性がいました。そんな先輩女性と私の間に起きたエピソードをご紹介します。

ワンマンな先輩女性のいる職場に勤務

季節労働者としてある観光会社の旅行に関する受付業務をしていたときのことです。
派遣社員の私に仕事を教えてくれる先輩女性がいたのですが
彼女は結構なワンマンでした。
「同じこと何度も言わせないで!」とか
「トイレ休憩は一日、一回までにしてちょうだい!!」などと
仕事中は怒っていることが多かったです。

お昼ご飯中に自分の経歴を聞かれました

先輩女性とお昼休みに社内にある食堂でご飯を食べることもありました。
いっしょに食べながらの話題はもっぱら私のこと。
根掘り葉掘り聞かれました。
「なんで前の会社辞めちゃったの?」
「その会社には何年いたの?」
「お給料はどのくらいだったの?」と質問責めにされることがほとんど。
そのため、ご飯を食べた気がしませんでした。

バレンタインデーが近づいて来て

実は、私の前職はパティシエでした。作っていたのはケーキやフィナンシェなどの焼き菓子です。
朝早くに家を出て就業し、クリスマスは殺人的な忙しさ。
残業代が出ず、菓子製造の時間しかお給料が支給されないことを理由に、その洋菓子屋さんは辞めました。
バレンタインデーの一週間前のことです。仕事を終えた帰り際に、
会社の下駄箱のところで先輩女性にこんなお願いをされました。
「綺麗にラッピングされた、たくさんのチョコレート菓子を作ってほしい」と。