これは私が実際に体験した出来事です。目に見えない不思議な力を信じざるを得ない、奇跡のような体験でした。
霊感があるAさん
近所に霊感があると自称するAさん(男性)が住んでいます。Aさんに霊感があるかどうかはさておき、話が合うので親しくしていました。
よく仕事帰りに我が家へ寄って、玄関先で立ち話をしてサッと帰っていく……Aさんはそんな感じの人で、独特の雰囲気があります。来るタイミングも気分のままで帰るタイミングも突然。
ときには自宅まで来てインターフォンは鳴らさず、手土産を玄関の取っ手にかけて帰るようなこともあり、本当に付き合いが長くなっても掴めない性格なのです。
Aさんはひんぱんに自身の身に起きた心霊体験を話してくれましたが、私は普段からおちゃらけているAさんの話を半信半疑で聞いていました。
Aさんが普段からおちゃらけていることに加えて、話してくれる心霊体験は予想を超えるようなハッキリと霊を見たといった話が多かったことも、半信半疑でいた理由の1つでした。
手当てのパワー
その日私は自宅で猛烈な腹痛におそわれて、悶えていました。あまりの痛みに救急車を呼ぼうかと悩んでいたところに、Aさんが自宅を訪ねてきました。
私はAさんに「急にお腹が痛くなって耐えられない。病院へ行く。」と説明。