ホルモンバランスの乱れから情緒不安定になりやすいので、その時の嫌な出来事をずっと覚えているという人も多いようです。
今回は筆者の友人A子さんのお話です。
大好きな姑が、お手伝いにきてくれる
A子さんが第一子を妊娠中の時の事です。
あまりに悪阻が酷く、全く家事が出来ない状態でした。
見るに見かねて、少しの間だけ姑が家事を手伝いに来てくれていたのです。
元々姑とは良好な関係で、二人きりで遊びに行くことも多々ありました。
口うるさい実母と違い、あっけらかんとして面白い姑のことが大好きだったのです。
そのため、姑が手伝いに来てくれる事が、本当に嬉しく思いました。
終わらない悪阻。姑との関係も微妙に感じてきて……
お腹の子は順調に大きくなっていきましたが、悪阻は酷くなる一方でした。
初期は吐き悪阻で一切食事が出来なかったのに、安定期を過ぎるころには食べ悪阻が酷くなってしまったのです。
おかげで、体重は激増。
医者からも体重を気にかけるようにと注意され、姑からも「いくらなんでも太り過ぎよ?」と、優しく注意されました。
自分も反省していたのですが、何かを口にしないと気持ち悪くなって吐いてしまうのです。
少しでも太らないようにと、ガムや氷をかじる事も試しましたが、吐き気は酷くなる一方でした。
それから毎日、姑は来る度に体型の指摘をしてくるようになったのです。
「食べるのを止められないなら、少しは動きなさい」などと言って、とにかくA子さんに運動をさせようとしました。
そうして姑から毎日言われることが、A子さんにとって極度のストレスになってしまったのです。
結局夫に相談して、姑の手伝いを辞めてもらうことに。
その後は出来る範囲で家事をしつつ、無理をしないで過ごすようにしました。
退院したばかりなのに、強制で孫お披露目会
その後は無事出産し、やっと自宅に戻れたのも束の間でした。
産院はコロナの関係で面会禁止だったので、義両親はまだ一度も我が子を見ていないのです。
孫を熱望する義両親の熱意に負け、退院して一週間後に義実家で孫お披露目会が開かれることになりました。
お披露目会には、義両親と義兄家族が全員集合していました。
義兄夫婦はA子さんの体調を心配してくれていて、それだけで少し安心しました。
しかし、久しぶりに会った姑の第一声は……!!