何年も音信不通だった人から、突然連絡が来るとドキッとしてしまいますよね。大体そんな時は、ろくなことがなかったりするもので……。今回は、苦い経験をした筆者の実体験をお届けします。

同級生から届いた1通の手紙

ある日、大学の同級生Aから1通の手紙が届きました。

Aとは卒業して以来、1度も会っておらず、10年以上音信不通状態。学生時代もそこまで仲が良かったかと言えば微妙な間柄でした。なので、突然の手紙に私はとても驚きました。

さらに高級そうな厚手の封筒に、毛筆で宛名書きがされている……私は開ける前から、それが結婚式の招待状だということを確信しました。

封筒を開けると、まさにその通り。私に結婚式と披露宴に来てほしいという内容だったのです。

私は正直参列するか迷いました。なぜなら、もうずっと会っていませんし、彼女の住所もこの招待状で知ったくらい疎遠な関係だったからです。

さらに結婚式の会場は、新幹線で3時間ほどで遠方。仲がいい友人であればともかく、どうして私が呼ばれたのか不思議で仕方がありませんでした。

それでも、「せっかく招待してくれたのだから行かないなんて失礼かな」と思い、しぶしぶ参列することに決めました。