独身時代と変わらない旦那
友人のエリ(仮名)が結婚3年目、2歳になる子どもと旦那さんと3人暮らしをしていた頃の話。
出産後からエリは、子どもがいなかった頃の生活とは180度回転したような目まぐるしい日々を送っていたのだそう。
夜中の頻回授乳が過ぎれば、ハイハイで動き出した子どもの後追いでトイレもゆっくりできない……
後追いがマシになってきたと思うと魔の2歳児の時期がおとずれて、育児に奮闘する毎日だったのだそうです。
一方旦那はというと、朝出社したら帰りに同僚と飲んで帰ってきたり……
早めに帰宅しても「子どもの世話は専業主婦の仕事だろ」と言って、自分は自室に行って寝る前までゲームをしていたのだとか。
旦那は、独身時代とほとんど変わらない生活をしていたとエリはいいます。
昼寝付きの主婦は楽?
そんな旦那が平日に有給を使って会社を休んでいた日、育児と家事が一段落したお昼過ぎに、エリはリビングでうたた寝をしていたのだそうです。
すると旦那から一言、「やっぱり昼間寝てるんだ……3食昼寝付きの毎日で楽だろ」といわれたのだそう。
エリの旦那は、夫婦で些細なことで言い合いになるとすぐに「俺が仕事してる時、昼寝付きで楽してるくせに!」というのが口癖だったのだとか。
どんなに育児と家事を1人でこなすのはけっこうな重労働だということを説明しても、「俺よりは楽!」といわれることに、ムカついていたとエリはいいます。
交代してあげるよ?
何度も【主婦は楽!】といわれることに限界を感じたエリは、旦那に役割交代を申し出ることにしたのだそうです。
エリは看護師として働けるので、たとえ主婦を交代したとしても、3人家族ならエリの稼ぎだけでも何とかやっていけると思ったのだそう。
また、旦那がちょうど転職を考えていた時期でもあったそうで、退職してから少しの間は失業保険ももらえる事から、この提案をしたのだとか。
そして……旦那が一切の家事と魔の2歳児のお世話をすることに!
もちろん、エリのお昼ご飯であるお弁当作りも、旦那が朝早く起きて作ることを約束したのだそう。
夜中に子どもがぐずっても、すべて旦那に対応してもらい、エリは仕事だけを遂行すればよい生活に切り替えたのだそう。
とはいっても母親であるエリは、仕事から帰宅して疲れていても、子どもに抱っこや遊びをせがまれると、きちんと対応してコミニケーションの時間を作っていたといいます。