世の中にはどうしても理屈では説明できないことがあります。実際に体験すると何とも言えない気持ちになる人も多いはず。これは筆者が実際に体験した、占い師をめぐるウソのような本当のお話です。
私と曾祖母
私は1月生まれです。母曰く、私が生まれる3日ほど前に曾祖母にあたる人が危篤状態になり、親戚はみんな曾祖母の家に行っていたそうです。
「お葬式と出産が重なっちゃったけど、みんな本当に元気で生まれたことを喜んでくれたのよ」と何度も聞かされていたので、亡くなった曾祖母の存在だけは知っていました。
占いブーム
私が大学生の頃、空前の占いブームがやって来ました。もともと占い好きの友人が「どうしても占い師にみてほしいことがある!」というので、一緒に行ってみることにしたのです。
占いは一人ずつブースのようなところへ入っていくスタイルでした。私の番がきて番号を呼ばれたためブースの中に入っていくと、正面に座っていた女性の占い師が大きく目を見開いてこう言ったのです。
「あなた、幸せね~!」