恐怖体験とはいかないまでも、「いったい何だったんだろう?」というような<不思議体験>をしたことはありますか? 今回は、学生時代の不思議体験の理由が数年後ようやく発覚した、筆者の友人A子に聞いた【ほっこり話】をどうぞ。
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友人とケンカして1人で通学していたときの話

私が、高校生のときのお話です。

高校まで自転車通学していた私。
1年生の頃は仲の良い友人と一緒に通っていましたが、2年生になってクラスが離れてしまい。

それでも一緒に帰っていましたが、あるとき些細なことからケンカして1人で通学していた期間がありました。

何とか自分に言い聞かせて、学校に通っていた

クラスにもなかなかなじめず、独りぼっちを痛感していた毎日。

それでも、<家族に心配かけたくない><将来のためにも勉強した方がいいかも>と思って、何とか通学できていました。

そんななか、家に早く帰れそうな裏道を見つけたのです。

誰もいないのに聞こえた「お帰りなさい」

そこは、自転車1台が通れる程度。
一方通行にもなっているので、帰り道だけ通るようになりました。

その時、奇妙な出来事が……。

その道を通ると、途中で必ず
「お帰りなさい」
とどこからか声が聞こえるのです。

道は狭く、もちろん周りには誰もいません。

普通なら気味悪がるところかもしれませんが、何だかその声が私にとっては懐かしく聞こえていました。

毎日必死の思いで学校に通うなか
「がんばったね」
と言われている気がして。

何となく毎回
「ただいま」
と返すようにしていました。