筆者が暮らしている地域は、ほとんどの子が公立中学に進学します。なので、中学受験組はかなり珍しい存在。そんな中で長女のクラスメイトAちゃんは、都内の有名私立中学を目指していました。Aちゃん一家は中学受験こそ正義! と突き進んでいたのですが……? 筆者の周りで起きた体験談をご紹介します。

中学受験しか頭にないAちゃん一家

Aちゃんは低学年の頃から「わたしは都内の〇〇中学に進学する!」と宣言していました。

両親もかなり力を入れているようで「親から 『学校の授業は受けなくていい!塾の言うことだけ信じなさい!』って言われてるんだ〜」と先生やクラスメイトの前でも平然と言っていました。

志望校全落ち! その後、学校である噂が……

当然Aちゃん親子は、6年生になっても公立中学の説明会や制服採寸会にも来ていませんでした。

中学受験をすること自体は全く悪いことではないのですが、同級生やママたちも『中学受験が正義だ!』と言わんばかりの横柄なAちゃん一家を鬱陶しく思っていた人が多かったです。内心「あの親子が公立に来なくて、良かった〜」と安心していたのですが……。

なんとAちゃんは、都内の〇〇中学はおろか、滑り止めで受けた県内の学校も全部不合格と散々な結果となったのです。

同級生のトップ合格を知った後、Aちゃんのとったドン引きの行動

そのころ学校では、受験組だったHくんがある私立中学の入試でトップ合格し、授業料免除の特待生になったと話題に!

なんとその学校は、Aちゃんも受験した学校だったのです。

Hくんの噂を耳にしたAちゃんは「Hはテストの時にズルしてた!」「きっと親が金で点数を買ったんのよ!」とありもしないことを言いふらすようになりました。

実はHくんは勉強ができるだけでなく、とても優しくてクラスメイトからの信頼が厚い子でした。

なので、Aちゃんの味方は誰もいませんでした。