さまざまな人が利用する公共交通機関。子連れの場合、気を遣うためなるべく避けているという方も多いのではないでしょうか。しかし、利用せざるを得ない状況になることもありますよね。今回はバス乗車中に厄介な乗客に出くわした、私の友人A子から聞いた話を紹介します。
普段避けている公共交通機関に乗ることに……
まだ2歳の息子が周りに迷惑をかけてしまう可能性があるため、普段は子連れでの公共交通機関の利用を避けているA子。この日は家に1台しかない車を夫が使っていたため、息子を連れて約50分間バスに乗らなければなりませんでした。
バスに乗ったものの厄介な乗客が来て……
息子が途中で寝てしまったとき用にベビーカーを持参していたため、バス乗車時にはもたついてしまったA子。ベビーカーを折りたたみ、かなり窮屈でしたが1人掛けの優先席に息子と一緒に座りました。この席であればベビーカーが動かないように手で押さえておけるからです。
わざとベビーカーを蹴っている!?
息子をあやしながらベビーカーを手で押さえて固定していたA子。そこへ、高齢男性が乗車してきました。この高齢男性がなかなかの厄介な人で……。
ほかにも空席や立つための広いスペースがあるにもかかわらず、高齢男性はわざわざベビーカーの前に仁王立ちし、やたらと足でベビーカーを蹴ってきたのです。最初はバスが揺れるためにそのタイミングでたまたま当たっているだけだと思っていたA子でしたが、高齢男性がボソッと発した「邪魔」という一言で、わざと蹴っていることに気が付きました。
確かにベビーカーは折りたたんであるといえど、大きいため邪魔かもしれませんが、ほかにも席は空いていますし、立つスペースもありました。A子は腹が立ちながらも、とりあえず一言「すみません」と謝罪。「ここで言いかえしたら子どもに危害を加えられるかも……」と思ったからです。