人の強い想いは、時にとんでもない事になってしまうようです。特に男女問題の情念は恐ろしいもの……。
今回は、筆者の知人A子さんの驚きのお話をご紹介します。
今回は、筆者の知人A子さんの驚きのお話をご紹介します。
私が拒否したから? 夫が不倫してしまった
3人の子を持つA子さんは、毎日家事育児で疲れ果てていました。
さらに産後に一切性欲が無くなってしまったので、夫の夜の誘いを全て拒否していたのです。
それが原因か否か、なんと夫は職場の若い子に手を出していました。
夜中になんとなく夫のケータイを見てしまったことがキッカケで、夫の職場不倫を知ってしまったのです。
動揺していたA子さんは、証拠を残すこともなく夫を責めました。
しかし、夫は「証拠がない」とシラを切り続けたのです。
A子さんも「自分が夫の夜の相手をずっと拒否していたから」という罪悪感があったことと、離婚後の生活費の不安もありました。
不倫を認めない夫に腹は立ちましたが、証拠が手元にないのでこれ以上責める事もできなかったのです。
どうしても許せない。怒りが止まらない
それ以来、毎日湧き続ける怒りを止めることが出来ませんでした。
何をしていても腹の虫が収まらず、自分と子ども達を裏切った夫を許す事ができなかったのです。
あの時ケータイで見てしまった、夫にくっついて微笑む女性の顔が、頭に染みついて離れません。
気が付くと、怒りは不倫相手に全振りしていました。
それこそ毎日呪い殺すような勢いで、不倫女性を恨み続けていたのです。
するとある日、ずっとA子さんに冷たかった夫が意を決したように言い出しました。
「俺が悪かったから、もう彼女を解放してやってくれないか?」
一体何のことを言っているのか分かりませんでしたが、夫は突然自分の不倫を認めたのです。
そして、A子さんに不倫中の2人の写真を見せてきました。