友人から聞いた話です。友人の義実家は友人宅から歩いていける距離にあります。姑はしゅっちゅう友人宅に遊びに来ては、友人をいじめたりイヤミを言ったりしてくるらしく、友人はホトホト参っていました……。

イヤミな姑

姑は家に遊びに来ると、いつもイヤミ発言を連発していきます。

「ちょっと、こんなにホコリがたまっているわ。孫ちゃんが病気になったらどうするの?!」

「やだ、レトルト食品ばかり買って。健康に悪いわ」

これらのイヤミな発言はいつものことと、聞こえないふりをしてやり過ごしています。それでも友人は、姑が孫を可愛がってくれて、孫と一緒にいるときは幸せそうにしているので、我慢して姑を招いていました。

さて年の瀬です。年末年始は大掃除をしてから義実家で年越しを過ごすのが恒例となっています。友人は毎年、年末年始が憂鬱で本当は自宅でゆっくりしたいといつも思っていました。

しかし、お年玉がもらえなくなると子供たちは残念がるだろうなと思い、我慢して義実家に行っていました。今年も年越しのために義実家にやってきました。

娘の一言がとんでもない事態に!

義実家の玄関のインターホンを押します。すると子供たちがみんなぐずっているではありませんか。おかしいな、毎年元気よくしているのになと思い、「どうしたの? おばあちゃんの家に入るよ」と言いながら子供たちの様子を見ていました。

すると娘がボソッと口を開きました。

「おばあちゃん、きらい」

「エ! なんで!? いつもお正月はおばあちゃんのおうちに来るじゃん」

「だって、おばあちゃんはママをいじめるからきらいなんだ」

と、娘が言い終わる前に、嫌な予感が……。