職場での立場を利用して、異性にセクハラを働くなんてもってのほか。そんな人がもし自分の上司だったら、より一層難しい対処を迫られます。これは、私が会社にいるセクハラ社員を撃退したときのお話です。

セクハラの横行

会社ではいくつかのチームに分かれ業務をおこなっていて、それぞれのチームにリーダーがいます。

私のチームのリーダーは50代男性社員のAさん。
チームにはさまざまな年齢層の女性社員がいて、20代の社員も数人いました。

Aさんは20代の女性社員にだけ極端に距離が近いのです。

ときには不必要に肩や背中を触られることもあり、私も例にもれず被害に……。

私は立場に関係なくものをハッキリと言える性格なので、Aさんに「セクハラですよ。やめてください」と注意。

それから私へのセクハラはおさまったものの、指摘できない女性社員は被害を受け続けていました。

セクハラはエスカレートしていき、お腹やお尻を触るシーンも目撃。

上司へ報告

見かねた私は、Aさんがリーダーを務めるチームの直属の上司に報告。

しかし、この上司はAさんよりも年が若いため注意しづらく、おおごとにするリスクも嫌い、適当にあしらわれてしまいました。

「このままでは女性社員が泣き寝入りだ。なんとかしなければ」と思った私は、ある作戦を実行しました。