公共交通機関は様々な人が利用するものです。そのためお互いに譲り合ったり助け合ったりするのが理想ですが、なかなかそうもいかない場面もありますよね。今回は電車内の席取りにまつわる面白エピソードを友人が聞かせてくれました。
毎日の通勤電車で
友人のA子は郊外の自宅から都内の会社へ毎日電車で通勤しています。
田舎の駅ということもあり、都内まで1本で出られる快速電車は数も限られているため、必然的に毎朝同じ駅から同じ電車に乗る人たちは大体いつも同じメンバーになります。
その中の1人に、到着した電車のドアが開いた途端に他の人を突き飛ばすほどの勢いで押しのけながら進んでいき、座席を取りにいく中年男性がいました。
妊婦もいるのに……
A子は毎朝「危ないなぁ」と思っていました。
よくよく見ると、その中年男性にいつも押されたり突き飛ばされそうになっているのは、必ずA子を含む女性陣。男性には絶対にぶつかっていきません。
中年男性があえて自分より弱そうな人を選んでいるのは明らかでした。
女性陣の中には、マタニティマークをつけた妊婦もいるのに、それに気付いているのかいないのか、男性はいつもドンッ! とぶつかっていきます。
さすがに腹が立ったA子は、女性陣を守るために【本気】を見せることにしました。