優先席はなんとなくお年寄りが座る場所というイメージがある人もいるのではないでしょうか。妊婦さんや怪我をしている人も利用してよいのですが、若いというだけでトラブルに発展することも。今回は、私の友人から聞いた優先席を巡るトラブルエピソードを紹介します。

骨折をして優先席に

Bさんは仕事の帰り道に縁石につまずいて、運が悪いことに脚を骨折してしまいました。しかし仕事の都合上リモートワークはできず、毎日電車で出社をしなくてはなりませんでした。

脚を骨折してしまったので、動いている車内で立っているのはつらく、空いている席がなかったので優先席を利用することに。Bさんには優先席は高齢者が座る場所というイメージがあり、なんとなく若い自分が座るのはと気が引けながらも座ったそうです。

すると、知らない高齢男性に話しかけられました。

高齢男性が怒りだして

その高齢男性は、「こんな若いのに、優先席とは何様のつもりだ」といきなり激怒し始めたのです。「すみません。骨折をしていて、立ったままの移動は厳しくて」と言うと、さらにヒートアップ。

次々に罵声を浴びせてきましたが、骨折をしている脚で動いている電車内を移動するのは難しく、どうすることもできませんでした。

とにかく次の駅に着くまで、静かに何も言わずに耐えていようと思ったその時……