大人がしていること・持っているものは、子供にとっては宝石のように魅力的に見えてしまうものです。しかし、それに手を出すことで大失敗してしまうことも……。今回は、私が幼い頃に体験した痛々しいエピソードをご紹介します。
憧れは、母の化粧品
私は幼い頃から母のドレッサーにある化粧品がずっとずっと気になっていました。
そしてその興味は小学生になるとさらに熱が入っていましたが、なぜか手を出してはいけない気がして、触らずに眺める日々を過ごしていました。
人生で初めて化粧品をゲット!
お正月には、おじいちゃんの家に親戚一同集まるのが恒例行事になっていました。
ある年のお正月に遊びに行くと、少し年の離れたいとこのお姉さんが来ていて、使わなくなった化粧品をたくさんプレゼントしてくれたのです!
嬉しくて嬉しくて、もらった化粧品を抱えてお泊まりさせてもらっている部屋に持って行きました。ウキウキしながらファンデーションとチーク、アイシャドウにリップを塗って、ルンルンで母に見せに行きました。
そうしたら居間にいた全員が爆笑。鏡を見ると、ファンデーションは色白の私には似つかわしくない小麦肌カラー、眉毛は濃く太く、目の上は青いアイシャドウ、真っ赤なリップはオーバーに引かれていて、なんともバブリーな顔に仕上がっていたのです。