華やかなように見えて、実はかなりの力仕事で大変な職業の一つが、アパレル店員です。今回は私自身が実際にアパレル店員をしていた時の失敗エピソードをご紹介します。
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アパレル店員は、想像以上に大変!

当時、私はOLさん向けのコンサバ服を扱うブランドの店員をしていました。
スポーツばかりしていた学生時代には縁がなかった高いピンヒールを、毎日履きながらの立ち仕事は、スポーツとは比べ物にならないくらい過酷でした。
アルバイトで接客経験はあったものの、アパレル店員はあまりにも畑違いで、洋服を売る現場だからこその失敗をたくさんしてきました。

試着中の扉が開いてしまった

洋服を売るお店には必ず試着室があり、試着室の形も様々で、カーテンタイプと扉タイプがあります。
最初に配属された店舗ではカーテンタイプだったので、カーテンの開閉で使用の有無が見てすぐ分かりました。
しかし、次に配属された店舗は扉タイプで、なおかつ、扉の中で靴を脱ぐ仕様になっていました。なので、ノブのすぐ下に「空室」と「使用中」が手動で切り替えられる札がついていました。

配属された初日、接客したお客様を試着室にご案内して在庫確認などしていると、先輩社員が真っ赤な顔をしてこちらにやってきたのです。
「ねぇ! 試着室の札、変えなかったでしょ! 使用中だったのに開けちゃったじゃない! 気をつけてください!」と。しょっぱなから切り替え札の存在を忘れていたのです。

その日の休憩中、マネージャーにめちゃくちゃ怒られました。

ピンヒールで走っていたら折れて、お客様の◯◯に頭突き!

慣れないピンヒールを履くことはもちろん、そのピンヒールで走ることもしばしばありました。店舗によってはお店のすぐ裏にバックヤードが配置されているところもありますが、私の働く店舗は違うフロアや別館など、店舗から離れた倉庫にアイテムが置かれていることもありました。

ある日、「お客様急いでるから、大至急持ってきて!」と先輩に指示されて走って商品を取りに行き、店舗に戻って来る頃にはヘロヘロになっていました。
そしてあろうことか、店舗に到着したタイミングで、ヒールがポッキリ折れてしまったのです。

そのまま倒れそうになった私は、(ここで転んではいけないっ)と、変に中腰の体勢になってしまいました。前にどんどんつんのめっていき、最後はお待ちになっていたお客様のお尻めがけて頭突きをかましてしまったのです!
お客様は目の前にいた先輩に倒れ込み、そのままドミノ倒しの如く3人で倒れてしまいました。

これまた、休憩中にマネージャーに怒られました。