推しへの愛の深さは、何で測りますか? かけた時間? それともお金? 今回は知人から聞いた推し活のエピソードをご紹介します。知人のK子がトラブルに巻き込まれたとき、助けてくれたのは意外な人物でした。

友達と同じコンサートに参戦

偶然、同じコンサートに行くことが発覚したK子とR美。
友達同士ですが別々に座席を購入していて、K子はステージに近いS席、R美は後方のB席でした。

良席がとれたK子は初めてコンサートに参加する新規ファンですが、後方座席のR美は古参ファンでした。
ファンなら推しの近くの座席を取りたいもの。K子はファン歴が長いR美から「ずるい!」と絡まれてしまいました。

「席を交換しろ!」

R美は「自分のほうがファン歴が長いんだから、席を交換するべき!」と主張しました。
コンサートを楽しみにしていたK子は、当然拒否。

しかもR美は「同じ空間なんだから、席の差額は払わなくても良いでしょ」と平然と言ってきました。
S席とB席には数千円の差額があります。K子はR美の非常識さに呆れてしまいました。

しつこいR美にウンザリ

コンサート当日、K子がわくわくしながら入場すると、R美が待ち受けていました。そう、R美は席の交換を諦めていなかったのです。
R美は座席まで押しかけてきて、「ステージに近くていいなぁ、私なんて遠くて見えないのに。ずるい、ずるい」と、席を変わるように要求してきました。

ここでもR美はファン歴の長さでマウントをとってきます。
「K子はにわかファンのくせに! ファン歴が長い、熱心な自分のほうがいい席に座るのが道理だと思わない?」と言ってきたのです。