自分にそんな気はなくても、人に妬まれてしまうことってありますよね。今回は思ってもみなかったことで人に妬まれてしまった私の知人、Mさんから話を聞きました。
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夢のマイホームを購入

Mさんは当時結婚10年目。旦那さんと小学生の子どもと3人でずっと賃貸マンションで暮らしていましたが、この度晴れて隣町に一戸建てを建てることになりました。

「そういう訳で、家が完成したらここを引っ越すことになると思います」
Mさんはマンションで親しくしていた他の奥さんたちにそう報告しました。

「新築なんてうらやましいわあ」
特に親しくしていた、隣りの家の奥さんが言いました。
「完成したら遊びに行くわね!」
「うん、ぜひ来てほしいわ!」
皆口々に祝福をしてくれて、その日はMさんの新しい家の話でワイワイと盛り上がりました。

家の前にゴミが……

しかしその翌日から、何者かによるMさん家への嫌がらせが始まったのです。

「やだ、何これ」
「これはひどいな」
翌朝旦那さんがいつものように出勤しようとすると、玄関の前に生ごみがぶちまけられていたのです。
「片付けておくから、あなた会社へ行って」
「ああ、頼むよ。しかし一体誰がこんなこと…… 」
Mさんは悪臭を放つ生ゴミを慌てて片付けました。

それからというもの、Mさんの家の前には毎朝生ゴミがぶちまけられました。
「まったく、うちが何したっていうのよ。まさか、家を建てるって言ったのが良くなかったのかしら」
Mさんは呆れながら旦那さんに言いました。
「そうかもしれないなあ。 あ、いい方法考えたんだけど。ちょっと会社の帰りにホームセンター行ってくる」
旦那さんはそう言って出かけていきました。

防犯カメラに映っていたのは

「じゃーん! 防犯カメラ! これで犯人がわかるぞ」
旦那さんはホームセンターで購入したばかりの防犯カメラを玄関のドアに設置しました。
「カメラがついてるってわかれば、映るのを恐れてもうゴミを撒いたりしなくなるかもね」
「ああ、そうだな」
2人はそう言って、翌朝を楽しみに眠りにつきました。

そして翌朝。早起きをして玄関のドアを開けたMさんはガッカリ。やはりいつものように、生ゴミが撒かれていたのです。
「防犯カメラを確認しよう」
「そうね」
そしてMさんと旦那さんがカメラを確認すると、そこには意外なものが映っていました。