妻や家族に対して威圧的で、束縛したり見下したりするモラハラ夫。何を考えているか分からない! と思った経験がある人もいるのではないでしょうか? 実際、モラハラ夫は理解しがたい持論で生きていることも多く、困っている家族もたくさんいます。今回はそんなモラハラ夫とのエピソードを知人に聞きました。
典型的なモラハラ夫
知人のA子の夫は典型的なモラハラ夫で、いつもA子のことを否定し、見下してきます。
束縛も激しく、ちょっと友人とお茶をしに出掛けただけで「家事もせずにどこに行ってたんだ!」「人の金でよく遊べるな!」と責め立てます。
じゃあ、自分でお金を稼ごう……とA子がパートを始めようとすると、今度は「パートなんかしてたら家事ができなくなるだろ」「仕事を甘く見るな。お前に両立なんてできるわけない」と全否定。
一体どうすればいいの?! とA子は途方にくれていました。
このままでは自分がダメになってしまう!
そんな生活が何年も何年も続き、A子の世界は徐々に狭まっていきました。
独身時代に趣味にしていたスポーツや旅行はすべて「金がかかる」と却下され、外に出ることも減りました。
新しく友達ができても、A子の夫の束縛や経済的な制約を知ると、みんなあまり誘ってくれなくなりました。
ずっと我慢していたA子でしたが、次第に「なんのために生きてるんだろう……」と思いつめるように。
そして、ついにA子は「このままでは自分がダメになってしまう!」と離婚を決意します。