どんどん成長する子供。新しい服を買ってもすぐに着られなくなってしまいますよね。お下がりを誰かが着てくれたらゴミにならないし地球にやさしい、喜んでくれるのならうれしいと思い、A子にお下がりを渡していたB子。まさかこんなことになるなんて! 友人から聞いたクレクレママの話です。

何でも欲しがるママ友A子

友人のママ友A子は何でも欲しがるちょっと面倒なところがあります。A子はお金持ちのママ友B子の子のお下がりをねだるために、頻繁にB子の家に通っているのです。

しかし、B子の子は男の子、A子の子は女の子。B子はA子が何でもいいというのでお下がりをあげているとのこと。確かにA子の娘はサッカーのユニフォームや短パンなど、男の子がよく着る服を着ています。ボーイッシュで活発なA子の娘に似合っていて、とってもかわいいです。でも、サッカーボールや車のおもちゃには興味がないようで……。

ある日、友人はA子と2人でB子の家に遊びに行きました。ママ友トークが始まるや否や、A子がB子に向かってこう言いました。

お人形が欲しいんだけどなー!

「うちの娘ちゃん、お人形が欲しいっていうのよ」
「B子の息子くんって、もしかしたら本当はお人形とか好きなんじゃないかしら?」
「男の子でも人形好きって子がいると思うんだよね」

見かねた友人がA子に「フリマサイトとか安いよ、買ってあげたら?」というと、A子は、

「だって、今金欠だし。ねぇねぇB子の息子ちゃん、きっとお人形遊びやりたいって言うと思うよ」