「会社の飲み会でやらかした」なんて話を1度は聞いたことがありますが、やらかし現場に居合わせたときの怖さといったら……。
今回は、筆者がやらかし現場に遭遇したときのお話です。

会社の飲み会

ある日、職場の飲み会がありました。

本社から来ていた部長も参加することになったのですが、
この部長、とても怖いことで有名な人でした。仕事に厳しく、話し方に感情がこもっていないので、ミスを指摘されると萎縮してしまう部下が多いのです。

酔っぱらった後輩

普段無口な新人のAさんは、乾杯でビールをイッキ飲みしたかと思うと、その後も早いペースで飲んでいました。

「意外とお酒に強いんだな」と思っていたのですが、1時間もすると

「飲んでるかー?」
とタメ口で絡んできました。

完全に酔っぱらっています。

飲むとウザがらみするタイプだったとは……。

普段の雰囲気とのギャップに驚きました。

そして、会社の飲み会で酔っぱらうまで飲んでしまうAさんにちょっと引きました。

トイレに行ってくると席を立ったAさん。

これは、上司に失礼なことをしかねないので、Aさんを連れて帰ったほうがいいか、とみんなで相談していました。

後輩のやらかしにゾッ!

向こうの方に、トイレから帰ってきたAさんが見えました。

Aさんはそのまま部長の飲んでいるテーブルに向かって行き、

「飲んでるかー?」

と言って、何を思ったのか部長のおしりをスパーン! と蹴ったのです。

その場がシーンと静かになります。

見ていた私たちは、もう怖すぎて白目をむきそうになりました。

周りにいた方々が「A何やってんの! 部長申し訳ございません!」とフォローしていましたが、部長はしばらく無表情でいました。

たぶん10秒くらいの短い間でしたが、何を考えているのかわからず、その時間がとてつもなく長く感じました。