お金の問題は、場合によっては人間関係に亀裂を入れる深刻なものになってしまいます。少額だからといって軽く見ていては痛い目に遭うことも……! というわけで今回はママ友関係とお金を巡るエピソードを、子育て中の友人に聞きました。

役員の仕事で集金することに

友人のA子は今年、子どもの幼稚園のクラス役員をしています。

クラス役員は、クラスの保護者代表としてさまざまな雑用をこなすほか、産休に入る先生への色紙代や懇親会の費用などを一旦自分で立て替えておいて、あとでほかの保護者から集金する機会も多いそうです。

A子も何度か立て替え、保護者に金額を通知して支払ってもらうということがありました。

いくら少額だからって

金額を通知すると、大部分の保護者は労いの言葉とともにすぐに支払ってくれるのですが、クラスで1人だけなかなか払ってくれないYさんという厄介なママがいました。

Yさんは支払うのが遅い上、時々「あれ? 私このあいだ払ったよ? やだ~忘れちゃったの~?」と白々しい嘘をつき、支払いを免れようとすることも!

いくら少額だとはいえ、支払うべきお金をケチるYさんに、A子はいつもうんざりしていました。

悪いウワサも流され……もう許さない!

必然的に、A子がYさんにお金の催促する機会も多くなります。
あまりにも悪質なので、時には「〇日までに払ってもらわないと本当に困るから」「みんな払ってるよ」と少しキツめに言うこともありました。

すると、YさんはそんなA子の態度に腹が立ったのか、ほかの保護者たちに「A子さんって役員に向かないんじゃないかな? お金の管理も苦手そうだし……。支払ったのに催促されるし!」と、嘘のウワサを流すようになりました。