息子を溺愛する姑
A子は短大を卒業し、就職後に夫となるK太と知り合いました。2年の交際期間を経て、結婚することに。しかしK太の実家へ結婚の挨拶に行ったとき、すでに違和感を覚えたそうです。
当時K太はすでに30歳。にもかかわらず、姑は「Kちゃん」とちゃん付け呼び、まるで小さい子どもに接するような態度をとっていたとか。A子に対してはかなりキツイ話し方だったそうですが、嫁に対する態度はそんなものだろうと軽く考えていたそうです。
鬼姑の壮絶ないびり
A子は結婚後、さまざまな嫁いびりに遭いました。料理の味をダメ出しされる・掃除が行き届いていないと文句を言われる・着ている洋服や持ち物をけなされる……K太のいないところで嫁いびりはどんどん加速し、ある日「あなたは他人だから」と言われたことに深く傷ついたそうです。
K太はA子が相談しても「母さんはそんな人じゃない」「お前の考えすぎだ」と取り合わず、「早く孫の顔を見せてあげたい」などと言い出す始末。A子の置かれている状況に理解を示してはくれませんでした。
親族の結婚式……鬼姑の壮絶な仕打ち
結婚して2年経った頃、K太の弟が結婚することになり、沖縄で式を挙げることになりました。K太には結婚して子どももいる姉がいて、みんなで式に出席しようと盛り上がっていたそうです。
特に姑のテンションは非常に高く、「家族みんなで出席しましょう! 飛行機のチケットは私が予約しておくわ!」と大張り切り。A子は仕事のスケジュール調整に動きました。しかし後日、A子のチケットだけは取っていないことが発覚。結婚式も「体調が悪くて」と欠席扱いにされていたことがわかったのです。
鬼姑の信じられない言い分
これにはさすがにK太も母親に対して疑問を抱いたそうです。実家へ赴き、2人で話をしようとすると、姑はA子に向かって信じられないことを言ったそうです。
「あなたは結婚式に出なくていいわ。だって他人なんだから。」
これにはA子も堪忍袋の緒が切れました。嫌がらせを超えたイジメだと感じたそうです。またそんな母親に対して何も言い返すこともなく、「母さんを怒らせたお前が悪い」と言ったK太との夫婦関係を続ける気もなくなったのです。